5月12日(月)午後、四川省で発生したマグニチュード7・8の大地震に伴い、市内でも高層ビルの上層階で揺れを感じるなどの影響があった。また、市内公園に一時的に避難者が集るなどの混乱もあった。
プラザ66、港匯広場、ラッフルズなどの高層ビルでは軒並み揺れを感じた。金茂ビルでは高層階からの退避が行われ、東方明珠塔ではエレベーターを緊急停止した。また高層マンションの一部でも揺れによる気分の悪化を訴える人が相次ぎ、黄浦区のマンションではエレベーターが22階から落下し、緊急安全装置により停止するトラブルもあった。
市地震局の朱元副局長は13日(火)、今後の余震に関わらず、市内で再び揺れを感じることはないとの見解を発表。同時に、市では1624年のマグニチュード4・7地震以来大きな地震がないことや、1992年以降の市内建築物には震度7クラスの耐震設計があることに触れ、上海の安全性を強調した。(5月13日)
~上海ジャピオン5月16日発行号より