清明節休暇中の大気は良好  市のPM2・5東南の約2倍

清明節休暇の初日となった4月5日(土)、上海市では微小粒子状物質「PM2・5」濃度が6時~12時の間に上昇する傾向が見られたものの、午後には下降し、18時時点で1立方㍍当たり22・2㍃グラムとなった。

市環境監測センターによると、市では例年、同日の墓参り客増加に伴い、大気の状態が悪化。しかしながら同日は市に北からの強い風が吹き、滞留する汚染物質を取り除いたとみられる。

また上海市徐匯区の上海交通大学は、4月3日(木)に開催された「清潔空気科学最新論壇」の席上で、市における「PM2・5」の濃度観測結果を公表。これによるとここ数年、市のPM2・5年間平均濃度が、中国東南地方を遥かに上回り、最大で約2倍に達することがわかった。市では夏季と冬季の風向きが異なり、夏季より冬季のPM2・5濃度が高く観測されている。(4月3日)

~上海ジャピオン2014年4月11日号

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP