上海市第一中級人民法院は12月18日(木)、同日より仮釈放となる犯罪者に、国内で初めてGPS位置追跡電子装置を装着することを決めた。
同装置の装着は、アメリカや韓国、スウェーデンなどにおいて2000年代に入り採用されてきた。今回装着対象となったのは、3年前に買春及び強奪で有期懲役3年に処された男。罪を悔い改めており、服役中の態度も良好であるとして、収監先の南匯刑務所より1日(月)、仮釈放の提案書が送られた。刑期の2分の1を終え再犯の危険も低く、居住地を管轄する矯正組織が仮釈放中の監督も行うとしている。
装置は足首に装着し、入浴や着替え時も外すことができず、常時所在地を把握される。(12月19日)
~上海ジャピオン2014年12月26日号