上海市徐匯区にある長橋街道園南新村で近日、同地区に住む両親を訪問する子どものための「駐車優待カード(停車照顧卡)」が発行された。
カードは1年間有効で、価格は200元。発行には、両親が同地区の住民であることが条件。すでに20世帯余りが申請し、受領しているという。
これまで同地区の駐車料金は、1時間当たり5元で、子どもの経済状況では厳しいとの声があった。
しかし、同村に住む4300世帯のうち、30%ほどを高齢者が占めており、高齢化問題の打開策として同カードの発行が決定された。
同地区住民によると、発行後、子どもの訪問回数は確実に増加しているとのこと、また利用者からは感謝の声が届いているという。(6月5日)
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2015年6月12日号