上海市黄浦区にある上海集愛遺伝・不妊診療センターでは近日、保存が10年を超えた「凍結胚」が1万個以上保管されていることがわかった。
凍結胚は体外受精した胚を凍結保存したもので、主に不妊治療に用いられる。保存には1カ月に150元を徴収するが、
費用を支払わず連絡不通となる事例もあり、同センターは事前に保存期限を設けるなどの対策を検討している。
一方で浦東新区の仁済病院上海人類精子バンクは、近頃深刻な精子ドナー不足であることを明らかにした。
ここ1年で精子の需要が2万件以上だったのに対し、提供できたのは約半数であった。
~上海ジャピオン10月9日発行号