上海市第一中級人民法院は近頃、男性警備員にボーガンを発射し顔に大ケガを負わせたとして、元配達員の男に懲役8年、政治権利1年剥奪の実刑を言い渡した。
調べによると、男は2015年11月に出前の配達で徐匯区のビルに入ろうとしたところ、警備員に止められた挙句口論となり、警備員3人に暴行を加えられた。これを恨みに思った男は翌日再びビルに赴き、警備員の男性の頭部を狙ってボーガンを発射したと言う。男性は顔を複数箇所骨折するなどの大ケガを負った。裁判では、殺傷能力の高い武器を用い、1㍍ほどの近距離で頭部を狙ったこと、そして犯行に計画性があったことから、一審同様故意殺人罪と認定、結審した。
そのほか、サムスン電子のスマートフォン「Galaxy Note7」の発火事故を巡り、同機種購入者が損害賠償を求めた審理が金山区の人民法院で2月22日(水)に行われ、サムスン電子が原告に約3万元を支払うことで和解したことがわかった。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2017年3月3日発行号