9月5日(土)午前7時50分頃、浦東新区臨沂路の住民居住区で乗用車が突然暴走し、
58歳の女性1人が死亡、15人が重軽傷を負う事故があった。
負傷者の大半は50代以上の高齢者で、このうち3人が、
脳挫傷や脾臓破裂、骨盤骨折などの重傷となっている。
事故を起こしたのは、オーストラリア帰りの37歳の上海人男性。
狭い路地を暴走した乗用車は、まず70、80代の男性をひき、
その後、幼稚園付近でイスに腰掛けて雑談をしていた数人の高齢者らの中に突っ込んだ。
さらに3台のマイクロバスにぶつかるなどした後、ビルの壁に激突し停車した。
浦東警察の調べでは、事故の原因は男性の運転操作ミスとし、
ブレーキとアクセルの踏み間違いと見られている。
現在、同男性は刑事拘留され取り調べを受けている。
なお、関係部門の調べでは、同男性は2007年4月に運転免許を取得以来、
車の運転をしたことのないペーパードライバーだったことも判明している。
(9月7日)
~上海ジャピオン9月11日号より