公共トイレ無料開放か 市民のマナー向上が狙い

 市の政治協商委員は、現在市内3000カ所にある有料公共トイレについて、無料での開放、もしくは使用者が任意で支払う方式を試行する考えを表明した。
 同委員会の邱華雲氏は、「今でも、市民が路上で用を足す光景が随所で見られる。これは市民のマナー意識の低さのほか、公共トイレが有料であることも原因だ」と話す。
 これに対し、市の環境衛生局と公共トイレ管理部門は、いずれも短期間内での実現に難色を示している。主な理由は、公共トイレ管理に対する市の予算不足。その不足分を各トイレの使用料でまかなっているのが現状だ。公共トイレ管理部門の担当者は、「公共トイレ無料開放には、市が予算を大量投入することが不可欠」との見解を示した。
(8月29日)

~上海ジャピオン9月1日発行号より

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