上海万博に向けて進行中の外灘地下道建設計画が、12月1日(土)までに付近住民との第1期立ち退き交渉をほぼ終了し、着工の準備が整ったことが分かった。11月中旬から行われていた立ち退き交渉は、比較的スムーズに進み、これまでに約300戸近くが立ち退きにサインをした。
これに伴い、今後以下3カ所に地下道が建設される。外灘沿いの中山南路と東面路の交差点から海寧路まで、延安東路と中山東路の交差点から江西中路西側まで、長治路と大名路の交差点から旅順路まで。
外灘付近は、交通渋滞が歴史的景観を乱し、観光ビジネスに悪影響が出るとして、以前から問題視されていた。
(12月2日)
~上海ジャピオン12月7日発行号より