国際空港から完全隔離式輸送 輸入症例による感染を防止

上海市政府は最近、新型コロナウイルスの輸入症例による感染拡大を防ぐため「シームレス接続輸送方式」の実施を開始した。

これは、重点国家や地区から来海した人々が、市民と接触することがないよう、空港から居住区や集中隔離施設まで隔離管理をするもの。重点国家地域から市の両空港に到着した旅客は、入国検査時に各旅客のパスポート上にステッカーが貼られる。緑色のステッカーであれば問題なく通過でき、赤・黄色もしくはステッカーなしの場合はさらなる情報の登録が求められる。すべての人は専用通路を通り、情報登録所にて情報登録を行い、その後各居住区もしくは指定のホテルへ送られる。

市では3月15日(日)12時~24時の間に、イタリアとイギリスから入国した旅客のうち2人が同感染症に感染していることが判明。しかし入国後すぐに集中隔離されたため、市民との接触はないという。

(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン2020年3月20日発行号

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