宝山区の排水システム再建 浸水被害の根本的解決を図る

浸水問題が多発する上海市宝山月浦鎮城区の排水システムで、再建工事が行われていることが最近わかった。
区政府は「新しい排水システム完成後には、地区内で発生していた浸水は二度と起きない」と説明。同排水システムは1970年に建設されたが、都市の発展に古い設備が対応しきれず、雨季には排水システムに繋がる河川の水位が上昇し、河川の水が排水システムに逆流していたという。局部的工事は何度も行ってきたが、根本的解決には至らず、区民は「雨季に月浦に来れば、海が見られる」と自虐していた。
新排水システ建設を担当する「上海宝地集団」は「1万1000立方㍍の雨水貯蔵タンクを新設し、市の排水システムの中でも最高基準の設計だ。水は短時間で河川に放出され、浸水問題を根本的に解決する」と語っている。

(写真は新浪より)

~上海ジャピオン2020年8月21日発行号

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP