上海市衛生健康委員会らは、2020年における市民の健康知識調査結果を公表。市民の健康知識度は35・57%で、統計開始以降13年連続で数値が向上していることがわかった。
この健康知識調査では、市内16区に住む15~69歳の男女3万76人を対象にアンケート。伝染病予防方法や健康情報など6項目に関する設問をもとに数値化した。アンケートでは全体のうち48・22%が、咳やくしゃみをする時の正しい対処法を知っていると回答。逆に、鼻や口に手を直接当てる間違った方法を選択した人は減少した。また、発熱した時の正しい対処方法を知っていると回答した割合は、前年比2・57ポイント増の79・18%だった。
20年は新型コロナウイルス感染症流行の影響もあり、市民の健康知識は著しく向上。20年の35・57%は、08年測定開始時に記録した数値の5・1倍となる。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2021年3月5日発行号