秋の味覚が上海市に出荷 上海蟹や早熟国産新米も

江蘇省蘇州市の陽澄湖で9月22日(水)、上海蟹の水揚げと出荷が開始した。
陽澄湖では同日、今年の上海蟹初漁イベントを実施。歓声とともに水揚げされた上海蟹第一陣はネットで事前予約を受けており、北京市などの顧客へ発送された。

今年の陽澄湖は気候、温度、風雨などの環境に恵まれ、上海蟹の養殖に非常に適していたという。養殖技術のたゆみない進歩と改善も相まって、今年の陽澄湖の上海蟹は質量ともに近年で最高の水準に達すると期待がもたれている。価格は昨年と変わらない見通し。
また上海産の早熟新大米(国慶米)も、近頃市場に登場。上海産稲米の国慶米は栽培期間が短く、他品種よりも早く市場に出すことができる。また、低炭素化、農薬の減少など、生態系に配慮した、安全な方法で稲作が行われているという。早熟新大米は国慶節前に9000㌧が市場に提供される予定で、連休中の秋の味覚需要に対応する。(9月26日)

 

(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2021年10月8日号

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