上海紫晶職業技術学校が実施している、授業の一環としてアルバイトを行う「半工半読」制度が、思わぬ壁に突き当たっている。これは、多くの学生が、突然課せられた仕事と責任に戸惑い、脱落しているため。市内の大手スーパー・カルフールで働き始めた学生では、規定期間前にその3分の2が退職している。
「半工半読」は、1学年を2クラスに分け、一方が働き、他方が学校での授業を受ける教育制度。クラスの役割は学期ごとに交代する。学生は正社員と同じ時間・量の仕事に就き、月800元ほどの給料を受け取ることになる。上海で初めて同制度を導入した上海紫晶職業技術学校は、学生の実践力を養い、家庭の金銭的負担も軽減できると説明していた。
(10月30日)
~上海ジャピオン11月3日発行号より