広東省で最近、誤って10秒間だけ女子トイレに入ってしまった男性が会社から不当に解雇されたとして会社を訴えていた裁判で、裁判所は男性の訴えを棄却したことがわかった。
訴えによると、この男性はある日、社内で腹痛に襲われ急いでトイレに駆け込んだところ、誤って女子トイレに侵入。すぐ間違いに気づき、男子トイレへ移動したという。ところが会社はこれを、秩序を乱す行為と判断し、男性を即日解雇。男性はこれを不当解雇と訴え、約5万元の賠償を求める裁判を起こしていた。裁判所は男性が会社に9年間勤めていたことから、トイレの場所を間違う可能性は極めて低いと判断し、訴えを棄却した。(3月10日)
~上海ジャピオン2024年3月15日号