内環高架道路の老朽化 全面補修は困難との見通し

 市内高架道路の中でも、最も早い時期となる1990年代初頭に建設された内環状線高架道路の老朽化が、各関係者から問題視されている。
 同高架道路は、普段からメンテナンスも行われているが、竣工から10年以上経っていることから、コンクリートの表面や配水管などにサビや劣化の跡が目立つようになっている。このため一部の市民からは、美観の点からも、外面の再塗装を望む声が上がっている。
 この問題に対し、市政府の関係者は、「工事資金と、工事期間中に交通機関に及ぼす影響を考慮すると、全面的な補修や再塗装の実現は困難」との考えを示しており、当面は劣化の激しい路面の修復にとどめる構え。

(11月11日)

~上海ジャピオン11月17日発行号より

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP