12月3日(日)、南匯臨海地区にあるアシの茂みで、1羽のツルが観察された。ツルは中国では国家一級保護動物に指定されており、市内で確認されたのは初めて。これにより、上海で観ることのできる鳥類の数が増え、計381種となった。
ツルは純白の羽毛で、人が近付くのを見て飛び去った。上海師範大学鳥類学の兪偉東副教授は、「ツルは冬越しのために南へ渡る途中、休んでいたのでは」と話している。
稀少なツルの発見に対し、市の関係部門は、市内の湿地帯の保護を進め、南匯臨海地区にできるだけ早く自然保護区を作る必要があるとの見解を示した。
(12月4日)
~上海ジャピオン12月8日発行号より