世紀大道駅で人が溢れる 乗客が「人助け」で緊急停止

 7月13日(火)午前8時29分頃、軌道交通2号線の「南京東路」駅~「人民広場」駅区間で、
車内でめまいを起こし倒れた人を助けようと、乗客が緊急停止装置を作動させる事件があった。
 当時、列車を運行していた運転手は、緊急停止装置の作動に気づき、即座に監視センターへ状況を報告。
同時に当該車両へ向かい、無事を確認すると、運転室へ戻りすぐに運行を再開した。
 この件で、地下鉄には10分の遅れが生じた。
また、4路線が乗り入れる「世紀大道」駅構内は、人で溢れかえった。
 市民からは、「軽率だ」と乗客を非難する声もあるが、
総じて地下鉄運営方面に対する利用方法の周知不足を指摘する声が強い。
関係部門は、緊急停止装置を、火災や爆発、地震などの緊急時に限って使用してほしいと話した。
(7月16日)

~上海ジャピオン7月23日号より

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