自慢のお隣さん:生まれて初めての通知表

 今回は、藤本貴史さんからの紹介で、息子さんたちの通知表が自慢という矢澤和浩さん宅を訪問する。
 矢澤さんは05年1月に職場のある昆山に単身でやって来た。その後8月に奥さんと息子さん3人も来中、以来家族5人で上海の現在の部屋に住んでいる。
 「長野県伊那市にある通知表のない学校から来たんですよ」という矢澤さん一家の自慢は、小学5年生の修豊君と小学3年生の克真君の通知表。日本人学校へ転入して初めて手にしたものだ。以前通っていた学校は、教科書をほとんど使わない総合教育をしている日本全国でも珍しい学校だった。クラスごとにテーマを決め、カヌーを作ったり、羊を飼ったり、わさびを育てたり。ランドセルの中は、教科書でなく軍手や着替えの服でいっぱいだった。「だからうちの子は、上海に来て通知表をもらうのが楽しみだったんですよ」と奥さんは通知表を見ながら楽しそう。
 矢澤さんは平日は昆山の工場で仕事、上海の自宅に戻ってくるのは金曜の夜か土曜日だ。土日は家でのんびりしたいところだが、「息子たちのサッカーに家族みんなで出かけたり、一番下の子の遊び相手になったりで、あっという間に月曜日になっていますよ」と3歳の尚樹君を抱っこしながらニッコリ。「まだ上海を観光していないので、帰国するまでにしないとね(笑)」。

<物件情報>
地区:長寧区 間取り:3LDK/157㎡ 家賃:2600ドル/月 築年数:7年 サービス:家具家電製品込み、管理費込み、ADSL込み、スポーツジム、レストラン、オートロック、BS1、2 交通:バス停まで徒歩10分

~上海ジャピオン2006年1月13日発行号より

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