考える男マートンと哲学の小部屋(トイレ)~文廟

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マートン古本市へ
私は考える男マートン。
最近、カルチャーショックが多く、疲れ気味だ。
そこで、今日は日曜ということもあり、
気晴らしに「文廟」の古本市にやって来た。
本は知識を与えてくれる、我々の財産だ。
ほぉ、西洋哲学史辞典とな?
どれ…夢中になっているうちに、
いつの間にかもうこんな時間だ。
小部屋(トイレ)に寄って移動しよう。

本とキャラの哲学
ふむ、白壁に瓦屋根、中華風の飾り窓と、
周りとマッチする外観だな。
特にこの窓、花が6つ並び、
シンプルながらかわいらしい…待てよ。
花が6…雪の結晶の別名「六花」?
それにここでは、毎週日曜に古本市を開く…
日曜といえば、もとは、太陽が支配する曜日を指す。
雪の結晶と太陽の光…
さては、2014年のソチパラリンピックの
キャラクターたちを暗示しているのか!?
このキャラは、光を象徴する宇宙人の少年と、
氷の惑星からやって来た少女という設定だ。
彼らにとって地球の暮らしは困難続きだが、
挑戦することで克服する。
その2人と、本=知識が意味するのは、
生活文化の違いは、知識で克服できる、
という哲学なのだな。
よし、今日は古本を買えるだけ買っていこう。
ありがとう、いい小部屋(トイレ)であった。

~上海ジャピオン2013年3月22日号

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