自慢のお隣さん:和食器でいただく晩ご飯

 今回は、寺田慎吾さんからの紹介で、奥さんが集めている和食器が自慢という木村昭裕さん宅を訪問する。
 木村さん一家が上海で暮らし始めたのは04年7月。「言葉もできないし海外赴任になるなんて思ってもみなかった」という木村さんに連れ立って来た奥さんの波さんと2人の子どもは、当初戸惑ったそう。しかし1年半経った今ではすっかり慣れて上海ライフを楽しんでいる。
 波さんの手料理は、波さん自身が日本各地で買い集めた和食器に盛られて食卓に並ぶ。木村さんの叔父が清水焼の窯元で、それが縁で集めだした。10万円以上もするお茶碗も含め、その数約80個。「ひとつひとつに違った味わいがあるんです」とにこにこ。
 小学2年生の瑠那ちゃんと4歳の沙羅ちゃんはとても仲良しで、部屋の中で遊ぶのが大好き。沙羅ちゃんは上海に来て初めて子供服のモデルを経験をしたそうで、撮影で使った服は今も大切に保管してある。「人見知りなので、撮影の時は笑顔がうまく作れず大変だったんです。一緒にモデルをした欧米の男の子がチューをしようとしたら泣いてしまって…」と木村さんは沙羅ちゃんの頭をなでながら苦笑い。
 現在4人ともそれぞれに中国語を勉強している。4人の中では最年少の沙羅ちゃんが一番有望(?)だとか。

<物件情報>
地区:長寧区 間取り:3LDK/130㎡ 家賃:2000ドル/月 築年数:7年 サービス:家具家電製品込み、管理費込み、ADSL込み、スポーツジム、レストラン、オートロック、BS1、2 交通:バス停まで徒歩10分

~上海ジャピオン2006年1月27日・2月3日発行号より

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