考える男マートンと哲学の小部屋(トイレ)~王鼎

_431matong

マートン接待受ける
私は考える男マートン。
今日は、知人がもてなしてくれ、日本料理店に来ている。
どんな料理か楽しみだ。
牛ヒレ、フォアグラ、アワビの鉄板焼き!
この豪勢な料理をアテに、大吟醸…たまらん!
おごりなので、気が大きくなるな。
…ああ、満腹だ。
今日は贅沢して、タクシーで帰るか!
と、その前に小部屋(トイレ)へ。

花バブルの哲学
便座後ろの壁紙は花柄、横の壁はタイルによるモザイク模様か。
春にオランダで催される「花のモザイク祭り」を連想するな。
本物の花を使ったモザイク画が各地に飾られる、
華やかな祭りだ。
ん? 待てよ。
ここの店名は「王鼎」。
「鼎」とは、古代の煮炊き用器物のことだ。
通常、ものを煮れば、泡が出る…。
泡と花、そしてオランダを哲学的に考察すると、
17世紀オランダで弾けた「チューリップ・バブル」が浮かぶ!
当時、オランダではチューリップが大流行し、
球根が高値で取引され、バブルが発生。
その後導入された先物取引がバブル経済崩壊の引き金となり、
国中が混乱に陥ったのだ。
これは、おごられて浮かれる私に対する戒めかもしれん…
やはり、タクシーは止め、徒歩で帰るとしよう。
ありがとう、いい小部屋(トイレ)であった。

~上海ジャピオン2013年4月19日号

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最新号の電子版はこちらから

新着記事

  1. 湖南省長沙市で最近、ドイツの自動車メーカー「アウディ」のエンブレムをハートマークに改造した女性が、罰…
  2. 上海市浦東新区の「上海海昌海洋公園」で、中国の伝統記念日・七夕に当たる8月7日(水)、アシカの一種・…
  3. 上海市浦東新区に構える「上海ディズニーランド」が規定している飲食物の園内持ち込み禁止に関して、上海華…
  4. ナスの干物に舌鼓オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅して…
  5. アボカド成分で角質オフみ あ、暑い…。着てくる服、間違ったみたいね…。キ…
PAGE TOP