古くて新しいシアター
1930年代から現在に至るまで、変わらず流行の発信地である淮海路。海外から初出店の人気ブランドやクラブが軒を連ね、週末になると深夜までオシャレな若者が闊歩する。
「国泰電影院」も30年に営業を開始。建物中央にそびえ立つ白いタワーに刻まれた文字「CATHAY」など、美術館と見まがうようなスタイリッシュな外観だ。同院は2003年に改修工事を行い、19年には上海初の、24時間営業映画館に。歴史ある建物ながら、時代をリードする姿勢は変わらない。
このエリアに住めば、移ろいゆく上海の文化を存分に楽しめるはずだ。
~上海ジャピオン2021年4月23日発行号