自慢のお隣さん 第35ノック 西山さん宅

ピアノが家族の中心です

今回は垣尾さんからの紹介で、いつも家の中に心地良い音楽が絶えない西山さん宅を訪問する。

ピアノの音色に包まれて

家族の絆も深まります


「音楽は何がいいですか?」。お宅に着くなり西山裕子さんはCDのコレクションを見せてくれた。クラシックを始めとした、様々なジャンルのピアノ曲が揃っている。

 
 西山さん一家は、04年5月に上海に来た音楽好きのファミリーだ。裕子さんいわく、もともとクラシックファンだったわけではないのだが、気づいたらいつの間にかCDが増えていたそうだ。
「長い海外生活で、無意識の内にストレスが溜まっていたのかもしれません。体が自然と癒しを求めていたのでしょうね。街の雑踏から家へ戻り、音楽に包まれると肩の力がスッと抜ける気がします。音楽には部屋の空気まで変える力があるそうですよ」

 そんな西山家では、ピアノが家族の輪の中心にある。娘の由香ちゃんは現在ピアノを習っているが、西山家では実はご主人もピアノを弾くのだ。「家庭ではお父さんはどうしても孤立しがちな存在。でも同じ趣味を持つことによって家族に一体感が生まれました。
 最近は初心者の大人でも簡単に弾ける楽譜がたくさん出ていますので、それを使って楽しんで弾いています」と、裕子さんは笑みを浮かべる。

今の上海は教育天国 必要に応じて選べる魅力

裕子さんと先週の垣尾さんは同じ幼稚園の保護者仲間。裕子さんは由香ちゃんの進学に当たって、垣尾さんとは反対に、日本人学校を選択した。「うちの子は日本式の教育の経験が全くなかったので、今回は迷わず日本人学校を選びました。例えば、中国の幼稚園にはアイさんがいるのですが、それが当たり前と娘が勘違いしないためにも、日本の教育現場を見せておきたかったのです」と、裕子さんは理由を説明する。
 各家庭がその必要性に応じて、多くの選択肢の中から教育環境を選べるというのも現在の上海の魅力なのだ。


(人物写真)右 西山裕子さん  左 由香ちゃん
(写真左下)水墨画は由香ちゃんの力作
(写真右下)ブラウンで統一した落ち着いた室内

今週の物件情報
地区:徐匯区
間取り:3LDK+1/180平米
家賃:非公開
築年数:3年
サービス:家具家電込み、管理費込み、オートロック、BS1、2、ジム、テニスコート、日本人学校バス
交通:地下鉄駅徒歩10分

⇒NEXT WEEK
友人の胡菁菁さん宅には家族の写真がたくさんあるんです。家族のきずなを大切にするとっても明るい家庭です。

~上海ジャピオン8月18日発行号より

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