接客業で世界が広がる
10号線「宋園路」駅から歩いて5~6分の距離に位置する焼肉店「れんが屋」。
ここで働くあゆみさんは、仕事で疲れたサラリーマンたちに、美味しい焼肉と笑顔を提供する。
常連客のなかには、あゆみさんの顔見たいがために、毎日必ず来店する人もいるという。
「いつも顔を見ているから、たまに来ないと心配になる」というあゆみさん。
久しぶりのお客さんが来ると、うれしくなって「元気でした?」と自然に日本語が口から流れる。
一緒に遊園地も
会話を交わすうちに仲良くなったお客さんに誘われて、同僚たちと一緒に遊園地に行ったこともある。
「一緒に遊ぶと、なんだか友達みたいな感じで楽しい」というあゆみさん。
ほかにも、お客さんたちとご飯を食べに行ったり、カラオケを歌いに行ったりすることもあるそうだ。
「仕事をしながら、こんなに世界が広がるとは思わなかった」というあゆみさん。
お客さんとの出会いが、視野を広げさせてくれたのだ。
お客さんからも感謝
常連さんたちがよく注文するのは、
「和牛特上カルビ」(88元)や「特上和牛はらみ」(108元)など。
あゆみさんがテーブルまで運ぶと、時には常連さんも「お疲れ様」と一声掛けてくれ、
思わずモチベーションが上がる。
あゆみさんは、「自分のサービスで、お客さんが笑顔になったときが一番うれしい」という。
そんな接客魂とともに、今日も店に立つ。
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~上海ジャピオン9月17日号より