間もなく閉幕を迎える上海万博会場では10月16日(土)、1日の入場者数が初めて100万人を突破し、
同日21時には延べ103万2700人を記録した。
これに伴い、累計入場者数も同日同時刻までに延べ6462万人を超え、
1970年に開催された大阪万博の持つ史上最多記録を塗り替えた。
当日は天気に恵まれたことと、今月31日(日)の閉幕を間近に控えていることが、
入場者の増加につながったと見られている。
各パビリオンでは長蛇の列ができ、中でも世界最大の4D映画館が人気の石油館では、
開園後約30分で待ち時間が12時間を超え、行列へ並ぶのを一時停止とした。
また上海交通部門では、市内から万博会場への円滑な交通を確保するため、
当日はバス160台、軌道交通車両49台、タクシー1000台を緊急投入し、輸送能力の向上に務めた。
万博事務局のサービスセンター主任は、週末は国外や外地からの観光客が集中するため、
市民は出来る限り月~木曜日に来場するよう、協力を呼びかけている。
(10月17日)
~上海ジャピオン10月22日号より