上海市工商局は、8月25日(日)、中国台湾のベーカリー「パン達人(胖達人)」の商品から、違法添加物9種が検出されたことを受け、市内店舗の調査を展開することを明らかにした。
同店は、2010年12月、中国台湾初の天然酵母パン専門店としてオープン。現在は中国香港や、市でも南京東路歩行街などに店舗を増やしている。
今回問題となったのは、リュウガン、メープルシロップ、チョコレート、ライチなど9種の香料で、いずれも人体への害が認められ、使用を禁止されている。今回の件を受け、同店には、虚偽広告の罪で約3万7000元の支払いと、3日間の営業停止が命じられた。
同店は、市内店舗で現在販売される商品には、問題の添加物は使用しておらず、食品衛生条件をクリアしていることを発表。また、中国台湾全店にて、関連商品21点を撤去するとともに、返金にも応じる意向を示している。(8月26日)
~上海ジャピオン2013年8月30日号