11月7日(日)深夜1時45分ごろ、
上海市松江区の滬松公路と九干路の交差点近くにある「上海建華管?有限公司」の工場で、
蒸気ボイラーが爆発し、約50㍍先を通る軌道交通9号線の高架の支柱が破損する事故が発生した。
これにより、9号線の一部区間で運行を始発から数時間見合わせたが、同日午前8時ころには再開した。
高架の支柱が外的要因で破損し、市軌道交通が運転中止となるのは、今回が初めて。
高架の支柱は、爆発と同時に飛び散った直径約2㍍、
重さ約2㌧のボイラーの開口部のフタがぶつかり破損した。
上海軌道交通は、安全確認のために、9号線の「中春路」駅から「松江新城」駅の運行を一時停止、
また松江区交通部門は、同区間に45台の臨時バスを投入し対応にあたった。
運転再開直後は、時速10㌔の徐行運転で運行され、
乗客の中には、テストに遅れるなど、影響を受けた人も多くみられた。
なおこの事故で、爆発現場にいた5人の作業員が負傷したが、命に別状はなかった。
警察は、詳しい爆発原因について調査している。
(11月8日)
~上海ジャピオン11月12日号より