2010年の上海万博までの完成を目指す、上海駅北広場の大規模な改築プロジェクトの概要が、5月12日(土)、明らかにされた。
同プロジェクトは、3年後に同駅を〝万博の玄関〟として、外観・設備ともに一新するもの。改築内容は、敷地内の緑地化や電線の地下への埋設など、景観の改善を目指すものが主。また、休憩室やトイレなどの設備も充実させる。
さらに、同駅をバス停のモデル地区とし、南広場のバスターミナルを含めた、バス停の大幅な整備も計画されている。
北広場の改築は、昨年5月から、すでに第1期工事が始まっている。現在、一帯に大中小の緑地公園を配し、道路脇にも植樹するなどの緑地化を進めている。今後も引き続き、第2期、第3期工事が予定されている。
鉄路上海駅管理委員会オフィスは、「施設のIT・デジタル化も、プロジェクトの重要なテーマ。同駅では、交通情報やテレビニュースの視聴も可能になる」と説明した。
(5月13日)
~上海ジャピオン5月18日発行号より