上海市民の約7割が給与に不満 給与が増えたのは、わずか3割

 国家統計局上海調査チームは、2月17日(木)、「上海市民給与収入増加調査報告」を発表した。
同報告によると、2010年に給与が増えた市民は全体の29%に過ぎず、
また67・7%の市民が、現在の給与に不満を持っていることが明らかになった。
 給与が増加した市民の中でも、10%以上増加した人は全体の9%で、
全体の20%は10%以下の増加に留まった。
企業別に見てみると、外資企業は国営企業や民間企業に比べて給与増加率が高かった。
増加理由については、勤続年数と昇進が増加した人のうち34・5%を占め、政策上の調整が26・1%で続いた。
また、給与増加速度の鈍化の原因については、国際金融危機の影響を受けて、
企業が不景気になったことと分析する。
 その他の調査項目では、現在の給与に対する満足度は低く、
満足していると回答した人は、全体のわずか6・5%だった。
また61%の回答者が、11年には給与が上がることを期待するとしている。
(2月17日)

~上海ジャピオン2月25日号

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