江蘇省丹陽市で5月初旬から、収穫前のスイカが次々に破裂する現象が起こり、
膨張促進・甘味増強剤が原因だと報道されたことを受け、
上海市では、近頃、大きなスイカの売れ行きが鈍っている。
また、「爆発スイカ」のブランド名で人気を博していた、江蘇省東台市産スイカの買い控えも起き、
報道後、同スイカの卸値も1㌧あたり500元値下がり。
上海市内の一部の卸売市場では、東台市産スイカの入荷を停止するなど大きな影響が出ている。
なお、上海市で生産されるスイカに関し、市スイカ・マクワウリ業協会会長は、
ここ数年市内で、膨張促進・甘味増強剤は使われていないと説明。
また今年の市のスイカは、4月に好天に恵まれ、日較差が大きかったこともあり甘く、
甘味増強剤使用は必要ないとする。
(5月23日)
~上海ジャピオン5月27日号