来年から5月の労働節休暇が短縮される影響を受け、来年春節中の国外旅行の予約が各旅行社に殺到している。
先日全国に公布された「法定休日調整案」によると、来年から労働節の休日は従来の3日から1日に削減される見通し。これにより、年3回あった長期休暇のひとつがなくなり、残りの長期休暇である国慶節・春節に旅行客が殺到する形となった。
市内各旅行会社によれば、オーストラリアやアジア各地への旅行は、料金が値上がりしているにも関わらず、予約が殺到しており、需要が供給に追いついていない状態となっている。
この背景には、春節の過ごし方の変化もある。伝統的には家族や親戚と食卓を囲み新年を祝う休暇だが、近年ではその休暇を利用して旅行を計画する人も増えている。(12月9日)
~上海ジャピオン12月14日発行号より