清明節を前に、上海市では、季節料理の素材として知られる「刀魚
(チョウセンエツ)」の価格が高騰し、崇明島の市場では、150㌘
以上の重量の刀魚の卸売価格は、昨年よりも約1000元高い、
500㌘あたり6000元で取引されている。
刀魚は、毎年3、4月頃産卵のために長江を上ってくる回遊魚。
漁獲量や、天候の変化によって、1日の間でも市場に数百元の揺れ
動きがあり、今年は春節後に雨も多く、気温も低かったため、刀魚の
回遊時間が昨年より遅く、刀魚の在庫不足が続いているという。
市では刀魚以外でも、ネギの価格がここ3カ月で倍となる1㌔10元に
上昇。
冷害により山東省などの主な産地の生産量減少や、中国北部の市場
での品不足が原因とされる。
また、売り惜しみをして価格を吊り上げる業者も現れ、問題となって
いる。
(3月19日)
?~上海ジャピオン03月23日号