市疾病予防控制センターは3月18日(火)、市内で例年を上回る数の冬を越した蚊を確認したと発表した。これに伴い、ことしは蚊の爆発的な発生が予測されるとして、市民に注意を呼びかけている。
報告によると、同センターは市内250の地下車庫を調査し、うち28%の車庫で冬を越した蚊の生存を確認。同時に多くの場所で、ことし初世代の蚊の発生も確認した。上海で3月に年度初世代の蚊を確認できるのは極めて稀。
専門家は、昨今のビルや家屋の密集化、地下施設の増加が、蚊やゴキブリなど害虫の繁殖を助長していると指摘。特に地下車庫は、蚊が冬を越すのに適しているとされており、今夏の蚊の発生量は、昨年の2倍になるという予測もある。
市関係部門では、早くも蚊の駆除隊を組織し、薬剤使用量を昨年の倍にして駆除活動を展開している。しかし、駆除薬剤に対する蚊の耐性が年々強くなっている点も問題視されている。(3月19日)
~上海ジャピオン3月28日発行号より