帰国引越マニュアル【前編②】:プランに合わせたサービスの選択が肝心!

<頼りになるのが業者引越>
 中国生活でいつの間にか溜まってしまった大量の荷物。衣類に書籍、食器、家具、果てはピアノまで。どれから先に手をつけて良いのかも分からないまま、ただ帰任日だけが近づいてくる。また、帰国準備の中でも、とりわけ一番最後に回されるのが引越。そんな時、頼りになるのが大手業者の引越サービスだ。
 「弊社では通常の引越サービスでも、梱包材料の手配から、荷物に合わせた梱包、不必要品処分、後片付け、通関に必要な各種申請書の作成、日本での開梱まで、「ドア・ツー・ドア」で引越に関する全てをサポートさせて頂いております。大切なものはご自身で梱包をしたいというお客様にも、事前のご連絡でダンボールやエアーキャップ(プチプチ)などの梱包材料を手配いたしますので、困っていることがあればご相談ください」(上海福岡倉庫引越センター・大城氏)。
 このように大手業者の引越サービスには、完全に業者に任せるタイプのものから、梱包などは自分で行うものまで料金に応じて、各種揃っている。荷物と予算、そして残された日数を考慮して、自分にあったプランを選ぼう。

<すぐに使うものは航空便で>
 通常の荷物とは別に、オフィスのデスク回りの荷物や書類、衣類など、帰国してすぐに使う必要があるものは、業者の人と相談して航空便で送れば、日本到着の週にすぐに働きはじめられるので便利。
 引っ越す人にとっては、一生で数回の慣れない引越も業者にとっては毎日の仕事。プロの知恵を借りて中国生活の締め括りをスマートに仕上げよう。



<今回のお荷物コンテナ1本(14㎥/1200キログラム)>
夫婦と子ども2人の4人家族を想定。上海の3LDKのマンションから日本の2LDKのマンションへ移る。荷物は、ダンボール大サイズ(65×45×50)10箱、ダンボール中サイズ(45×45×47)30箱、ダンボール小サイズ(35×45×45)40箱、プラスチックの衣装ケース10箱、布団ケース3箱、衣装ラック3本、ゴルフバッグ、自転車、化粧ダンス。以下は、上海の自宅から日本の自宅までの、全ての行程を含んだ引越料金。
<料金>
上海~仙台:2万9000元
   ~東京・名古屋:2万2000元
   ~大阪:2万1000元
   ~福岡:2万元
※所要時間は、引越日から日本の自宅到着までは25日前後。日本国内であれば引越先による大差は無い。

<日本語の通じる国際引越業者>
・上海福岡倉庫引越センター
住所:江蘇路121-123中西大厦6楼A座
電話:5239-1775
・アート引越しセンター上海事務所
住所:桃林路18号環球広場A-2510
電話:5070-0123
・丸協運輸貿易有限公司
住所:天山路641号慧谷白猫科技園1号楼202B室
電話:5206-8062
・上海通運国際物流有限公司(日本通運)
住所:逸仙路1328号
電話:6560-1214
・ジャパンエキスプレス
住所:宝山区三門路617号 117室
電話:5504-3520
・上海大衆佐川急便
住所:虹口区東漢陽路309弄名江七星城5号301室
電話:6512-4830
・東急物流
住所:南京東路409号置地広場東楼1503室
電話:6360-4725
・ヤマトロジスティクス
住所:仙霞路319号遠東国際広場B棟1610-1614室
電話:6295-1530

~上海ジャピオン2006年1月13日発行号より

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP