上海市政府は、11月16日(木)に開催した
テーマ調査研究会の席上で、普陀区にある
6つの卸売市場のうち、「曹安市場」と
「銅川市場」を、来年5月にも移転させる
ことを発表した。
両市場付近は、「真如副都心エリア」として
再開発が進められ、銅川市場跡地には、開放式
都市公園の建設を予定。また両市場の移転先
としては、青浦区の「西郊国際農産品交易中心
二期」や、桃浦地区に建設予定の新水産市場
などがあげられている。
年内には、小売店に向け移転の告知を行い、
来年の春節明けから移転を開始、現在の市場を
閉じる。
曹安市場は、卸売単価がほかの市場と比べ平均
10~20%低く、1年当たりの交易量は、野菜類が
約40万㌧、肉類が100万㌧にのぼる。
一方、上海蟹など水産物を扱う銅川市場も、
市最大級の市場として知られている。
(11月17日)
~上海ジャピオン2012年11月23日号