市近郊の水郷古鎮・朱家角では、今年9月に入村料(10元)を廃止して以降、観光客が増え続けていることが、関係者の話で明らかになった。
朱家角の入村料廃止について、関係機関はこれまで正式な発表を行ってこなかった。その理由として、急激な観光客の増加と、それに伴う衛生環境の悪化懸念を挙げている。また、以前より住民用出入り口から住民を装って入村する観光客も多く、徴収の仕方に元々問題があったとしている。
ただし、この入村料廃止については賛否両論となっているのが実情。上海市師範大学旅行発展研究センターの主任・範氏は、入村料廃止は観光客、景観管理者ともに良いことだと支持する一方で、水郷職員からは、入村料の廃止による生活収入の大幅減を危惧する声があがっている。(11月3日)
~上海ジャピオン11月7日発行号より