近所をブラリ散策

今日は予定がないし、久しぶりに近所をブラリと散歩するか。おや、こんな所に、新しくイタリアンレストランができたんだな。あれ、あそこの金物屋の子ども、春に見かけた時よりだいぶ大きくなってるぞ。１～２歳児の成長は速いって言うが、あっという間だな。どうりでオラも歳を取るわけだ…。

江蘇省の飴菓子

「猫ちゃん、よしよし」。やめろ、セットした毛が崩れるじゃないかっ。「これあげる～」。なんだこの福々しい子どもの挿絵が描かれている菓子は…小孩酥糖？　子ども飴って、オラはれっきとした大人のオス猫だぞ。まあいいか。モグッ、ピーナッツが香ばしく優しい甘さの飴だな…ん？　サクッ、噛むとボロボロと崩れてくる。「これは、１９８０年に江蘇省の銘菓に認定された、由緒ある飴菓子なんだぞ」。金物屋のオッチャン、物知りだな。「茶でも飲め」。ズズーッ、飴の優しい甘味が茶の渋みとマッチして美味だな。

子どもの菓子と見くびっていたが、崩れた後に広がるピーナッツの味わいは大人をも虜にするぞ。モチロン、お気に入りに認定だ！

～上海ジャピオン２０１３年１０月２５日号