今年は、2月14日(金)のバレンタインデーが元宵節と重なり、さらに週末であることと相まって、上海市では休暇を利用し、近郊へ旅行に出かけるカップルや家族連れの姿が多くみられた。
旅行会社によると、浙江省の千島湖や陽明山林温泉、南京市街などを2~3日で巡る家族向けツアーが人気という。価格は、千島湖を巡る1泊2日プランで300~600元程度と、春節時より大幅に割安。また4~6日間の海外行きバレンタインツアーがカップルを中心に人気を集め、同日、市からの出国者のうち、75%が東南アジアへ旅立った。
そのほか、今年は花の産地である雲南省昆明市が大雪に見舞われ、バラの価格が高騰。99本セットの花束が1500元など、ここ10年で最高を記録した。一方、飲食店のバレンタインディナーは例年に比べ安価となり、バラ99本がディナーコース3回分に匹敵すると揶揄する声もある。(2月15日)
~上海ジャピオン2014年2月21日号