上海市工商局は、3月15日(金)に放送された中国中央テレビの番組内で、「ニコン」社製デジタル一眼レフカメラ「D600」に関する問題が摘発されたことを受け、16日(土)、同製品の販売停止を命じた。
同製品は、国内ですでに4万8000台を販売。2013年の発売当初から、撮影した写真に黒い斑点が写り込む不具合が多数報告され、同社は大気中のホコリが原因との見解を示していた。購入者には機器のクリーニングなどを無料で実施するも、しばらく経つと再び発生し、解決には至らなかった。
中国では、2回の修理で異常が解消されない場合、メーカーは交換、返品に応じるとの規定があるが、現在のところ、明確な回答は得られていない。(3月17日)
~上海ジャピオン2014年3月21日号