何でか眠たいぞ

「春眠暁を覚えず」――暖かくなってきたのは良いが、最近妙に眠たいぞ。ふぁ～、あくびが出る。ポカポカ陽気が気持ちいいな…。「ミィミィや」。よっ、許バッチャン。「今は新緑がキレイだよ。寝てばかりいないで、出かけてきたらどうだい」。そうだな、散歩でもするか。ミャ～。

天へのお供え物

おっす、靴の修理屋のジッチャン。今日も相変わらず商売繁盛だな。「おう、食いしん坊ネコが来たな。今日は無錫の銘菓〝大仏湯餅〟があるぞ、食ってけ」。そう言えば日本の落語で「大仏餅」という話があるよな。このおやつにも何か物語があるのか？

「これは、唐代から伝わる伝統的な菓子で、人々が天に感謝の気持ちを込め、質のいい材料で作った菓子をお供えしたのが始まりさ」。へ～、モグッ。中は緑豆餡か、やさしい甘さ…これは緑茶がほしくなるぞ。「茶も飲め」。ありがとよ、ズズーッ。天への感謝の気持ちが込められた菓子か…ありがたいな。

唐代から伝わる、お供え菓子。お気に入りに認定！

～上海ジャピオン２０１４年４月１１日号