上海市中心気象台は、6月20日(金)、市が正式に梅雨入りしたと発表した。
今年は昨年に比べ、13日遅い梅雨入りとなった。梅雨入り時期は、ここ10年、6月中下旬で推移しており、例年並みと言える。
市では21日(土)5時32分、4段階で表される大雨洪水警報のうち、下から2段階目の「黄色警報」を発令。同日の午前中にかけて局地的な大雨が観測された。午前10時半の時点で、424カ所の雨量観測地点のうち、降雨量が50㍉を超えた地域は78カ所となり、浦東新区の金橋観測地点での92㍉が最大。
なお同日は、高校入学統一試験「中考」が行われたが、目立った混乱は見られなかった。一方空の便では、中国香港―上海間の同日フライト25便が、遅延または欠航とされた。
専門家は、今後湿度が上がり不快指数は増えるが、今季は最高気温が30度を超えることはなく、25~28度の間で推移し、それほど蒸し暑くならないと分析している。(6月22日)
~上海ジャピオン2014年6月27日号