５月28日（木）11時頃、杭州市郊外の観光地・千島湖で、２艘の遊覧船が衝突し、乗客１人が死亡、３人が重軽傷を負う事故が起こった。
死亡したのは、上海師範大学に通う女子学生で、当日は端午節の祝日を利用し、クラスメイトと遊びに来ていた。
　船舶事故部門による初動捜査では、衝突した２艘の遊覧船のうち、大型遊覧船が、小型遊覧船を追い越す際に、小型船の同意を得ずに追い越しを図ったことが、事故の主要原因と断定。
同部門は、大型船の船長を過失致死傷容疑で、公安部門に引き渡した。
　千島湖では現在、２００艘以上の遊覧船が営業しており、その大部分が今回事故の被害を受けたものと同様の小型船とされる。
なお、同湖では２００４年10月にも、１人が死亡する遊覧船衝突事故が発生している。
（５月31日）

～上海ジャピオン６月５日号より