中秋節の月餅商戦始まる 老舗も新商品を続々発表

上海市では9月17日(火)の中秋節を半月後に控え、月餅の販売が好調であることがわかった。

市内各店が変わり種を発売するなど月餅の販売にしのぎを削る中、昔ながらの味を守る老舗からも新商品が続々登場。月餅を求める人々が朝から列をなす黄浦区南京東路の老舗「新雅」は、定番の肉あん2種に、今年は〝酒かす味〟の「糟香鮮肉月餅」が仲間入り。何度もろ過するなど、手間ひまをかけて作られたかす汁を使用し、暑い上海の夏にピッタリな味だという。また「豫園」などに店舗を構える「徳興館」では皮にイカスミを練り込んだ「黒金爆汁月餅」を新発売。中の肉あんは、おなじみの味で期待を裏切らないという。ほか、蘇州料理の名店「松鶴楼」は蘇州刺繍の巨匠や蘇州博物館とコラボした芸術性の高いギフトセットを用意。精進料理の「龍華素齋」では、〝マカダミアナッツ月餅〟が一番人気の新商品だといい、月餅にコーヒー、豆乳、ミルクティーなどを合わせる新しい楽しみ方も提唱している。(8月25日)

 

(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン2024年8月30日号

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP