ちまきの材料が高騰 市販のちまきの方が安上がり

 中国では旧暦5月5日の端午節(今年は5月31日)にちまきを食べる習慣があり、家庭でちまきを作ることも多い。ところがことしは、ちまきの葉やもち米、砂糖などのちまきを作る材料の高騰を受け、例年ちまきを作っていた家庭でも、市販のちまきですませるところが多いという。
 材料の中でも、特にもち米と砂糖が高騰しており、もち米500グラムあたりで昨年の1・5元から2元に、砂糖500グラムあたりで昨年の2元から3・2元に、それぞれ値上がりしている。その他、ちまきの葉やあんこ、なつめなども値上がりしているという。
 材料が値上がりしている一方で、スーパーやコンビニなどで売られている加工済みのちまきの値段は、例年とほぼ同じとなっている。
 販売員は、「ちまきの販売競争は年々激しくなっている。多くのメーカーで小売価格を平年どおりにおさえているのでは」と説明している。
端午節にちまきを食べる習慣は、戦国時代の楚の官僚である屈原の死を弔ったことから始まったといわれている。(5月25日)

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