夏休みの訪問先として人気の上海市静安区「上海自然博物館」だが、一部来館者の〝マナー違反〟が問題となっている。
同館の「アジア大草原」エリアでは最近、10人近くの子どもが禁止区域の柵を乗り越え、展示中の野生動物標本で遊ぶ様子がSNSで拡散された。さらに保護者は制止するどころか、写真撮影のため標本に触れるよう子どもに促していたという。また、来館者が持ち込んだごみの散乱も相次ぎ、物議を醸している。
同館は「進入禁止」や「接触禁止」の掲示を増設し、ごみは適切に処理するよう改めて呼びかけている。(8月11日)
~上海ジャピオン2025年8月15日号