地球儀の上で世界旅行
今回は大川さんからの紹介で、大小2つの地球儀が自慢というジョンさん宅を訪問する。
いずれは故郷で天体物理学を研究したい
流暢に日本語を話すアイルランド出身のジョンさんは、JETプログラム(語学指導などを行う外国青年招致事業)に参加し、00年夏から約5年間、日本に滞在していた。プログラム終了後約2ヵ月故郷に帰り、昨年7月末上海へ。現在、平日は交通大学で中国語を学び、週末は小学校で英語を教えるという生活を送っている。
「僕の最終目標はアイルランドに戻って天体物理学を研究することです。現在はその旅の途中。漢字に興味があることと、急速な発展に魅力を感じ、上海に来ました。滞在は1年の予定で、中国語をしっかりマスターして、故郷に帰ろうと思っています」とジョンさんは意志のある目で人生設計を語る。世界を旅してきたジョンさんの旅の時代は、上海で幕を閉じるようだ。
2つの地球儀は 自宅用と携帯用
オレンジ系統でまとめられたジョンさんの部屋の棚には、お気に入りの地球儀が置かれている。地球儀を眺めながら、これまでの旅を思い出しているそう。日本滞在時に持っていた地球儀は友人にあげたそうで、現在のものは上海で買った2代目。「実はもうひとつあるんです」と出してきてくれたのは、ミニサイズの地球儀。「こちらは携帯用なんです。かばんに入れやすいように、スタンド部分は外しているんです(笑)」。
物件情報
地区:徐匯区
間取り:1DK/50㎡
家賃:2600元/月
築年数:12年
サービス:家具家電製品込み、管理費込み、ADSL込み、衛星放送
交通:バス停まで徒歩3分
Next week
ジョンさんの自慢のお隣さんは・・・
出窓の空間が自慢の吉田さん
~上海ジャピオン2006年5月12日発行号より