上海市では梅雨前線の北上と台風10号が北へ移動したことにより、7月6日(月)、7日(火)の2日に渡り大雨に見舞われた。
市中心気象台は5日(日)16時、台風到来の予測を発表した。9日(木)前後に9号〝チャンホン〟が中国の東南2500㌔に位置し、中心の最大風速は25㍍/秒、
また10号〝リンファ(蓮花)〟は最大風速23㍍/秒で接近。2つの熱帯低気圧がぶつかる〝藤原の効果〟を発生させるとして、沿海部の都市住民に注意を呼びかけた。
また同気象台は5日(日)、市に再び雨天が続き、来週の梅雨明けは見込めないとの見方を示した。
市では6月の徐家匯観測地点における累積降水量が82㍉を超え、2000年以来同期比最大量を記録している。
市の平均梅雨入りは6月17日、梅雨明けは7月10日、日数は23日間で、今年は大幅に長引くとされる。なお史上最長は1954年の58日間で、梅雨明けは8月10日だった。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン7月10日号