上海市政府は1月1日(金)、「2015年上海十大ニュース」を公布した。14年末に起きた上海外灘雑踏事故を受けた市の安全対策ほか、上海自由貿易試験区の金融規制緩和政策導入などがランクインした。
そのほか違法建築物の撤去と環境整備強化、中国初の国産ジェット旅客機「C919」のラインオフ、上海―成都を新たに結ぶ国産リージョナルジェット旅客機「ARJ21―700」の正式交付などが挙げられた。さらに第12次5カ年計画「十二五」の目標を無事達成し、第13次への戦略も盛り込まれた。
市公安局によると、2015年12月31日(木)~16年1月3日(日)は、安全管理のため警官を総動員。そのため期間中、刑事事件や火災、交通事故など重大な事件は発生しなかった。
また市質量技術監督局は2015年12月31日(木)、市のホットラインに寄せられた苦情が1年間で7万2000件を上回り、商品総額は2億2900万元に及ぶと発表。なお昨年度の通報者に対する奨励金の最高額は10万元で、食品に関するものであった。
~上海ジャピオン2016年01月08日発行号