農業ディズニー謳い罰金命令 不合格品焼却処分で発電

「国際消費者権益保護デー」となる3月15日(火)を前に、上海市工商局は13日(日)、2015年度の十大消費者権利侵害案件を発表。奉賢区にある農業公園「上海聚縁農村」が〝農業公園版ディズニー〟と謳った宣伝行為に対し、罰金14万元が科せられていたことがわかった。

同園はWeChat(微信)上で、〝農業公園版ディズニー〟が2015年4月18日(月)、奉賢区にオープンすると宣伝。さらに同メッセージを各自のモーメンツで公開すると、入場チケットを贈呈するとした。しかし実際は同日にオープンせず、チケット配布を行わなかったうえ、宣伝文の敷地面積や投資額にも虚偽があったとして、同区の市場監督管理局が同園に対し、14万元の支払いを命じた。

また市出入境検験検疫局は、15年6月から現在までに、輸入検査で不合格となった衣類12万3000点を3月10日(木)に焼却処分し、その火力は発電に利用された。同局は15年度に、計4億3256万㌦相当の不合格衣類を押収。

また上海地鉄は最近、駅構内や車内で、乗客にQRコードを見せアプリなどを登録させる宣伝行為について、個人情報が漏えいする恐れがあるので応じないよう市民に注意を呼びかけている。

 

~上海ジャピオン2016年03月18日発行号

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